レースレポート[vol.1]

VOL.1

by Yuhiko Hirao
開催日 5月19日(金)
シリーズ名 AMA NATIONAL HOT SHOE SERIES ROUND 4
コース Harrington, Delawere
コースタイプ ハーフマイル / クッショントラック
クラス EXPART 750cc
天候 曇り時々小雨
マシン スズキSV650改 ダートトラック
(ストックエンジン)
結果
スクラッチヒート(予備予選)     5位
ヒート(予選)                   9位
ファイナル(決勝)   (決勝進出ならず)



コメント

 待ちに待った今シーズンの第一戦をここHarringtonで迎えました。
 今回は2Daysレースとなっており、初日はHot Shoe NationalというGrand National Champion Series (GNC) よりも一つ格式が下のレースそして2日目にはGNCが開催されます。その為か、Hot Shoe NationalにもGNC出場ライダーがほぼ出走しており、格下のレースとはいえ事実上のGNCといった模様です。

 GNC750ccクラス史上初めてと思われるスズキSV650エンジンを使用したマシンの状態ですが、フレームが手元に届くのが大幅に遅れたためなんとか形になったのがレースの5日前で、外観・中味ともに完成度は今ひとつといったところです。エンジンがまだ650ccストックのまま等今後まだまだ改良が必要な箇所は多いのですが、翌日のGNCにむけてのテスト走行も兼ねて無理を押して参戦しました。

 レース当日は時折小雨がぱらつく悪天候で、トラックコンディションは安定せず、しかもまだまだ苦手意識の残るクッショントラック(砂っぽいフカフカのトラック)での初レースということや、周りに同じマシンが無い為セッティングも決まらないなど多くの不安材料を抱えたままレースはスタートしました。

 ですが一旦走り出してみると、苦手かと思われたトラックコンデションもさほど気にならず、マシンもストックの650ccエンジンとはいえ思った以上によく走り、ヒートレースではハーレーワークスの #80 リッチ−・キングやハーフマイルではワークスを食うといわれる #21 ウィル・デイビスなど、そうそうたるメンバーが同じ組のヒートレースに揃う中、少し気後れしてしまったところもありますが、今シーズン初のレースにしては、自分自身良く乗れていたと思います。

 タイムもきっちりセッティングをだしてきているであろうワークスの約2秒落ちに留まりました。結果的には残念ながら決勝進出はなりませんでしたが、全く歯が立たないかと思われた750ccクラスにおいて希望の光が見えてきたレースだったと思います。

SUZUKI SV650modify dirttrack racer
スズキSV650改 ダートトラックマシン

paddock in Harrington
パドックの風景

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