レースレポート[vol.5]
レース前のひととき |
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(ストックエンジン) |
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750ccクラス (決勝進出ならず) |
今回のレース会場となったLimaは、毎年750ccクラスのみの開催となるため(今年はスーパートラッカークラスとの2クラス)、GNC参戦4年目にして初めて走るコースです。ここはピーグラベルと呼ばれるかなり荒い石が混じったクッショントラックとして有名で、マシンの損傷が心配でしたが、当日はそれほど荒くも無く普通のクッショントラックと同じくらいのコンデションでした。 当初開催予定日だった6月24日、ヒートレース1つ目が終了した時点でまたもや雨に見舞われ、翌日に全てのプログラムをやり直すことになりましたが、これが私にとって思わぬチャンスとなりました。というのも練習・スクラッチヒートを通してエンジンの調子が悪く、ヒートレースは散々な結果だったのですが、その後なんとか原因を探り出すことが出来たからです。本来ならそこでレースが終わってしまっているところですが、今回ばかりは雨が見方になってくれたようです。 翌日は快晴で、絶好のレース日和となりました。マシンもまだハンドリングに不安が残るのものの前日に比べればよく走り、久しぶりにライディングに集中することが出来ました。ヒートレースではスタートを失敗した為9位と振るいませんでしたが、セミファイナル(ヒートでは上位3名のみが決勝レースに進むことが出来、その後セミファイナルと呼ばれる残りの決勝進出者を決定するレースが行われます)では私よりも遥かに経験のあるナショナルナンバーライダーを差し置いて6位に入りました。残念ながら上位2名のみが決勝に進むことが出来るため決勝進出はなりませんでしたが、自分のライディングの進歩が実感できたレースだったと思います。ちなみにセミファイナルレースの決勝進出者は、昨年限りで引退し今回スポットで参戦していた9回チャンピオンを獲得した元ハーレーワークスライダー、#2 スコット・パーカーと、元H-D 883クラスのチャンピオン、決勝進出常連の #67 マイク・ハッカーでした。ヒートレースでは昨年のチャンピオン、#1クリス・カーやハーレーワークスの #80 リッチー・キング、元チャンピオンにして国民的英雄の#9 ジェイ・スプリングスティーンなど、超一流のライダー達と肩を並べてレースが出来ることは本当に勉強になります。来週は久しぶりにグルーヴのハーフマイルトラックでのレースになります。またもや750ccクラスのみになりますが、少しでもマシンの不安要素を無くし、全力を尽くして頑張ります。 |
練習走行にて |
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