平尾選手に聞きました!

3月中旬のある日、平尾選手から電話をもらいました。99年のレースの話などをお聞きしたのでインタビュー風にまとめてみました。


 −[mikichan(以下−)]まず初めに、99年の参戦体制について教えてください。

[平尾選手(以下[YOU])]今シーズンはメインスポンサーに[ザ・リアルマッコイズ・ジャパン]さんがついてくれることになりました。そして、マシンはあの[サンダンス]さんが製作してくれています。アメリカでのレースサポートは[DPCレーシング]が行ってくれます。ナショナル#59のウイリー・マッコイ選手と同じチームでAMAナショナルのスポーツスターパフォーマンスクラスに参戦します。
 今年はイリノイ州のDecaturというところにDPCレーシングのボスのダンが住むところを確保してくれたので、そこがベースになります。スプリングフィールドのレースが行われる場所まで車で一時間ぐらいの所なんですよ。


−[ザ・リアルマッコイズ・ジャパン]といえばレザージャケットなんかが有名なアパレル関係の会社ですよね?カタログや広告に平尾さんが出たりするんですか?

[YOU] そうなるかもしれませんが・・・もっと良い成績を出さないと、ちょっとね(笑)。 まだできてないんですけど、今シーズンはレーシングスーツと普段着もザ・リアルマッコイズさんでつくったものになるんですよ。


−マシンの製作はサンダンスで行うとのことですが、どんな状況なんでしょうか?

[YOU] 現在AMAのレギュレーションにあった改造を行ってもらってる状態なんですが、サンダンスさんがオリジナルのパーツを造ったりとかなり力を入れてやってくださっているみたいなんです。まだパーツの加工待ちらしくて、組上がりが僕の出発前になるか微妙なところだそうです。もし、出発前にできあがればもてぎか桶川でテストしてみる予定です。


−出発の予定はいつですか?

[YOU] 3/23に出発予定です。


−あまり時間が残ってませんが、是非完成したマシンを見てみたいですね。ところで、ビザは取れたんですか?

[YOU] はい。1年間のビザを取ることができました。これで、入国審査にさえ引っかからなければ3ヶ月毎に帰ってくる必要が無くなりました(笑)。


−それはよかったですね。あと、課題だったマシンメンテナンスはどうなるんでしょうか?

[YOU] 最初にいったとおり、DPCレーシングがメンテナンスをしてくれますし、基本的にはサンダンスからメカとして日本人の竹林さんという方がついて来てくれます。 もちろん僕もやりますっ!


−ナショナル3年目の今年は去年までと比べて体制としてはかなり整ってきているように見えるんですが?

[YOU] そうですね。今までで一番いいですね。今年は苦手なメカもあまり触らなくて済みますしね(笑)。まあ、これだけ体制が整うとやっぱりちゃんとした結果を残さないとまずいですよね。


−ということは今年はかなり期待してもいいんですね?

[YOU] はい、是非期待してください。って今だけじゃなくてレース始まってからも言い続けられるようにしたいですね(笑)。


−ズバリ目標は?

[YOU] そうですね・・・やっぱり表彰台でしょう。それと年間ランキング1ケタを目指します!


−!!!それじゃあ是非ともGNC観戦&平尾雄彦応援ツアーに行かないといけませんね。ナカチョン ※1 が計画してたと思いますが・・・

[YOU] できたら是非来てください。スプリングフィールドがベースから近くていいかな、好きなコースだし。


−今からお金を貯めときますね。出発までは何をしているんですか?

[YOU] 出発準備なんかがあるんですが、3/14は雨で延期になった桶川のサンデーナイトレースに出ます。XR100に出るか、他のクラスになるかまだ決めてません。


−シーズンオフまで国内で走ることはないと思いますんで頑張って走ってきてください。ところで、インターネット上でDPCレーシングのプレスリリース?が出てたんですけど、そこに平尾さんのことと写真が載ってましたね。

[YOU] そうらしいですね。でもそれ僕まだ見てないんです(笑)。


−そうですか。ぜひどこかで見せてもらってくださいね。
今日はどうもありがとうございました。今年もwebサイト上で応援していきますんで、頑張ってください。期待してます。

[YOU] はい、頑張ります!


−最後にこのページを見てくれている方に一言お願いします。

[YOU] AMAナショナルはやっぱり”生”で見ないとその迫力は分りません。僕も頑張りますのでぜひ見に来てください。
 それと帰国は10月終りとなり、11月からまた桶川のレースにもXR100で出ます。2000年型を買いますので3/14よりも ※2 もっとぶっちぎりまーす! ゆうひこ仕様のバリバリに仕上げるので我こそはと思う人は「かかってこんかーい!」



−と、いうことでアメリカに出発間際の平尾選手に話を聞きました。挑発的な発言も飛び出してましたので、国内のXR100レーサーの皆さんは万全の体制で11月のレースのときには暖かく迎え撃ってあげてくださいませ(笑)


※1:中林正広選手のこと

※2:3/14に行われた桶川のサンデーナイトレースで平尾選手はXR100のジュニアクラスで優勝だったそうです。

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