photo by Nakao<TEPPEI>Shogo−出発直前インタビュー−

三木修治選手に聞きました

アメリカへの出発目前の三木修治選手にインタビューしました。



−準備の方はどう?

三木選手(以下[三]):今は荷物のパッキングをしてるとこ。今年はアメリカの友達がマシンを準備してくれるんで自分が行くだけの準備ですんだから結構楽かな。

−何を持っていくの?

[三]:装備一式、身の回りのものとスプロケットなんかのスペアパーツを持っていく。去年は工具一式も持っていったんでめちゃめちゃ重かったから、それからすれば少しは軽くなるかな。

−体制について教えて

[三]:さっきも言ったとおり、Hurshelっていうアメリカの友人が主宰するMYERS racingというチームでマシンをサポートしてもらえることになって、彼と彼の息子のBilly、それからヘルパーとして、厚木に住んでいた頃からの友人で4輪のフォーミュラーをやっている、藤沢彰彦(ふじさわあきひこ)君と4人で参戦の予定なんだ。

Hurshelとは97年のレース留学の時に知り合って以来親友なんだけど、レースの後に家に泊めてもらったり、一緒に遊びに行ったりとずいぶん世話になったんだ。今回もパイクスピークの話をしたら「俺がマシンを用意してやるから」って言って、どっかから手に入れてくれたみたい。本当にいい奴なんだ。

藤沢君はフォーミュラーカーのトップを目指していて、98年は筑波のFJチャンピオン、99年はF4の上位ランカーだったし、フォーミュラートヨタにもスポット参戦してる。あと、お台場のカートコースのインストラクターもやったみたい。来年はインディライツかバーバーダッチの参戦を目指しているんだ。今回はその情報収集もかねて、CARTのレースを偵察に行く予定にしているらしい。頑張って欲しいね。

マシンは78年式のKNIGHT/HONDA 500ccになったみたいなんだけど、まだ乗ってないし見てもないんでどんなマシンなのかはよく分からないんだ。まあ、去年も現地で購入したマシンだったし、何とかなると思うよ。

−今年もぶっつけ本番みたいだけど、セッティングはどうするの?

[三]:あんまりテストしてる間がないんだけど、エルミラージュのドライレイクか去年みたいにファントムクリークの山の中でテストすることになると思う。

−遠征の日程はどうなってるの?

[三]:6/26に出発して同じ日にサンフランシスコでHurshelと合流してまで行って、移動途中でマシンのテストをやるつもり。コロラド入りは29日か30日。7/2に練習走行、7/3に練習走行と予選をやって、決勝は独立記念日の7/4。帰国は7/10の予定。

−あと出発までに残ってる作業は?

[三]:国際免許も取ったし、荷物のパッキングだけだと思う。

−出発目前だけど、今の心境は?

[三]:去年は予選の調子が良くって少し気負ったところもあるかもしれないけど、決勝で転倒リタイアになってしまって、大げさかもしれないけどこの一年間すごく重い気分で過ごしてきたんだ。また一年そんな気分で過ごしたくないから、今年は結果を残してすっきりした気分で帰ってきたいね。

−今年の目標は?

[三]:とにかく完走!で、マシンの戦闘力が分からないんで何ともいえないんだけど、目標は3位以内に入ること。自分の気持ちとしてはやっぱり優勝を目指したいと思ってるよ。ライバルはスーパーバイカーズ仕様の500で去年もエントリーしてた、チコって言うライダーかな。レース慣れしたすごく巧いライダーで、彼とのバトルはかなりしんどいと思う。

−去年のこともあるんで気合入れて走っちゃうと思うけど、怪我しないように十分楽しんで無事帰ってきてね。じゃ、頑張って!

[三]:とにかくこけないように気を付けるよ。応援よろしく。


インタビュー:6/24電話にて
聞き手:三木義雄


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