クルマが動かない!   なんでも実験室へ戻る



さてクルマが壊れるというのは何でも実験のネタにもってこいである。
しかしながら国産車、なかなかラテン系のように壊れてくれない。
パルサーは走行8万5千キロ、今まで故障らしいのはほとんどない。
ところが10日ほどほっておいて久しぶりに乗ったときのこと、エンジンは調子よくかかるがクルマが動かない。
いたずらされてタイヤにブロックでも噛まされたと思い下を覗いてもそれらしきものはない。
無理にバックしてみた。右後ろタイヤが回転しないようだ。ズルズルと擦りながら動いていく。

これはうわさに聞くドラムブレーキの張り付きだ。平成のクルマでこんなことがあるとは少し感激してしまった。
早速ジャッキアップしてタイヤを取り外す。案の定車軸は回転しない。
ちなみにFF車の後ろタイヤはただ付いているだけで左右適当に回るただのゴマである。

修理の基本はまず叩くこと、2,3回かなづちでドラムブレーキのカバーにショックを与える。





見事に張り付きが取れて何事もなく回転するようになった。

余談であるがこんなものを発見。ショックのダストブーツが見事に粉々になっている。





どうせスカスカだし見なかったことにしておこう。