湿気とり再生 1998/9/7  なんでも実験室へ戻る






掲示板に「湿気とり」を再生できないかという依頼があった。
うまい具合に我が家でも愛用している。いつも溜まった液体を下水に流すのだが環境保護上よろしくない。
主成分は塩化カルシウム、文献をあさってみるとエタノールを入れると化合物を作るとある。
沈殿が出来たら濾過をしてアルコールを飛ばしてやればよい。やってみたが沈殿は一瞬出来るだけであった。

昭和30年頃の実験書に「使用済み塩化カルシウム溶液の再生法」ってのがあった。
読んでみると「鉄板の上で煮詰めてから、温かいうちに割って取り出す」とある。さっそくやってみよう。

同居人が寝静まった頃、フライパンに溜まった液を入れて強火で焚く。




ものの10分も立たずに湿気とり一個分の液が蒸発乾固した。
実験書通りに割らないと取り出せない。 煎餅みたいな感じになっている。




再びもとの鞘へ納めておしまい。