クロロホルムなんてハンカチで口を押さえてすぐに利くことはない。おそらく深く吸
い込むと麻酔がかかるんだろう。
でも人間でやるとショック死する事があるらしいので実験には大蜘蛛(足を広げると
10cm)にお願いした。
ガラス容器を蜘蛛にかぶせて駒込ピペットで一滴垂らすと、数秒後麻酔がかかり死ん
だように動かなくなった。
約20分ぐらいしてから再びもぞもぞと動き出し、部屋の隅へ帰っていった。
人間でもエーテルやクロロホルムを常用していると麻酔が効かなくなり、盲腸の手術
なんかのときとっても痛い目に遭うらしい。
硫酸を薄めるときは必ず水に硫酸を少しづついれることというのはよく書いてあるが、
反対に硫酸に水をゆっくり入れるとどうなるかというのが今回の実験である。
100mlほど硫酸(もちろん98%)をビーカーにとって水を200mlほどゆっくり
そそぎ込んだ。
結果は特に飛び散ったりすることはなかったけどかなり熱くなった。(75度ぐらい)
でも発煙硫酸とかだったら危険かもしれない。