神奈川県 高橋さんからのメール(その3)
D点火プラグ(規定では10、000kmごとに交換) 安いプラグは、工夫して使用しても2万kmが限界です。(プラス側の角が丸くな る)このGS750Gの方の経験では、純正のNKG製D8EA(350円)より その上のランクのD8EV(800円)を9万kmも無交換で使用した報告があり ました。メンテは2000kmおきにワイヤーブラシでカーボン落としを行ってい たらしい。9万km使用後と新品を比べた結果、プラス側の中心部が少し歪んだ程 度でした。これだけ使用してもプラス側の角が丸くならないのには驚いた。 私はこれに習って、CBにはD8EVより更にランクの高い白金プラグD8EVX (1200円)を使用、まだ1万kmなので何とも言えません。しかし状態は新品 と全く変わりません。プラグに関しては高価な物の方が、パワーと耐久力の面で得 であると分かった。ちなみにCBは廃車まで無交換のつもりです。 コロナは純正のしかなく(500円)、4万km使用するとプラス側のV字溝が潰 れて浅く(V字がはっきりしなくなる)なりますが、使用には十分に耐え一応大事 を取って5万kmで交換した。また新品に交換しても違いは分からなかった。(そ もそもコロナは燃費向上の為に、かなりおとなしい走りをしている) カーボン落としも重要ですが、正しいギャップの方がもっと重要で、メンテの際に 隙間ゲージで常にチェックが必要である。かなり開いていればドライバーの柄の部 分で軽く叩いて調節すれば良いのである。 Eバッテリー(規定では3年で交換) 現在AX−1は13ヶ月、CBは33ヶ月、コロナは45ヶ月使用している。特に コロナは4年目を迎えようとしていて、そろそろ交換の時期である。しかし3年目 に「バッテリー極板洗浄剤:電撃丸」という丸い錠剤が安売りしていたので、試し に各層に1個ずつ入れてみた(6個の錠剤で500円)。 この効果が発揮したのか全く劣化する様子はなく、それ以降液減りも起こさなくな った。いったい、いつが寿命なのか目安が立たず困って(?)しまった。(通常は 3年位が寿命だった。このバッテリーのメーカー保証は1年、1万kmとなってい る・・・一番安いやつです)ちなみに比重は各層1.25前後(良好状態)と、い つ計っても同じで、現在の使用距離数は4万kmである。 この経験からCBも3年目を迎えるので入れてみるつもりでいる。(CBに入れる 時は錠剤そのままでは入りませんのでマイナスドライバーで半分に割って入れます )ただ完全に劣化したバッテリーは、これを入れても復活はしないらしい。(説明 書きに書いてある) AX−1は密閉式なので入れる事は不可能。ただ一度、充電していたのを忘れてし まい、なんと12時間もブ続け充電してしまった。その結果バッテリーの蓋が内圧 で飛んでしまい、液も少ししかなかった。これはオシャカなので新品に換えた。 (密閉式は12、000円もする、CBは8、800円、コロナは1万円である) バッテリーのトラブルで一番始末に負えないのは過充電です。長距離の高速走行で はライトを点るなどの対策が必要で、さもないと完全にオシャカになります。また 液減りが激しいバッテリーもライトを点て必要以上の電気を溜めない事が大切です。 液減りが各層バラバラの時は寿命とされています。 「バッテリー極板洗浄剤:電撃丸」はテスト中なのでハッキリとした効果はこれか ら分かると思いますので後々の報告に期待して下さい。 Fクラッチワイヤー いつも切れる所は決まっていて、場所はレバー付近である。(ワイヤーを止めてい るタイコから3〜4cmの所)新品の時からこの部分にグリスをタップリ塗って取 付け、半年に一回位グリススプレー(チェーングリスでも良い)を吹き付けて置く と切れる心配が少なくなります。(雑誌で紹介していた) BAJAの時は1万kmごとに切れまくっていたが、対策後のAX−1は1万km でも平気、CBは2万kmですが大丈夫です。後、ワイヤーの取回しにも注意して 下さい。適当に取付けると切れ易くなります。 また万が一切れた時はCBやAX−1用のワイヤーなんてバイク屋には置いていな いのでシートの下にグリス(錆止めの為)をタップリ塗った古いワイヤーを格納し ておくと便利です。 無い場合、応急処置として発進の時はバイクを押して走りまくり、飛び乗ってセカ ンドに入れます。そして回転に合わせてシフトUP(モトクロスではタイムロスの 関係この方法でクラッチを握らずにシフトUPさせて加速している)すればギアを 痛めずに走行できます。BAJAの時は信号待ちのたびにこれをやって何とか家ま でたどり着いた経験があります(加速より減速の方がテクが要り、停止する前に素 早くニュートラルに入れて停止)。なるたけ信号などのない高速道路を走る事を薦 めます。CBなら地獄の思いになると想像できます。