納豆を作る   なんでも実験室へ戻る



ネバっとした納豆はおいしいものである。

昔、納豆は藁に包まれて売られていた。

藁に自然についている納豆菌を利用していたからである。

今は納豆菌を大豆へかけて培養され、発泡スチロールの容器に入っているが。

さて、昔ながらの作り方?で果たして納豆ができるかというのが今回の実験である。



バイオテクノロジーには失敗がつきもの。「味の素」や花王の「アタック」なんかも

数多くの試行錯誤の上製品化された。

グルタミン酸なんか微生物の力を借りなくてもできると思うけどそうもいかない。化

学合成だとD、L体が同量できるため、分離に手間がかかりすぎる。(舌でうまいと感

じるのはご存じの通りL体だけ)


本題にもどろう。

材料は北海道産の大豆である。



まず一昼夜、水に浸して大きくなった大豆を1時間ほどゆでた。





次に熱湯をかけた藁を用意し、ゆで上がった大豆を熱いまま藁の上に置いた。

藁についた雑菌はある程度死滅するが、納豆菌は熱に強いため残っているらしい。

この状態で密封し、部屋の隅においてある。

今の季節、室温は低いので時間がかかるかもしれないけど月曜日には開けてみよう

と思う。

次回にご期待ください。

   なお、パソコンを使った無限増殖納豆の作り方はこちらで