燃料電池の基礎実験   なんでも実験室へ戻る




いまいち仕組みのわかりにくい燃料電池。
ようするに水素分子と酸素分子の間でイオンのやりとりをさせて電流が流れるようにするというものらしい。
実用化の歴史は以外に古くアポロ計画にさかのぼる。

反応生成物は水だけで環境に非常に優しい。また熱の発生は少なく効率はよい。
ちょうど中学校の理科にある水の電気分解の逆である。


科学のイベントで実演されていたので聞くと開放電圧を測定するぐらいならどうやっても出来るとのこと。
ということでNASAに遅れること50年とりあえず基礎実験から。





水を電気分解して酸素と水素をため込む。水には水酸化ナトリウムを溶かしてある。
充分たまって炭素棒の極板が見えたところで通電をやめ、デジタルテスターで極間の電圧を測定する。




写真のように0.7V程度の電圧を確認できた。
試しに負極の水素を抜いてやると一気に電圧が低下したことから一応は燃料電池になっていると思われる。