燃料電池2 1998/10/5  なんでも実験室へ戻る


燃料電池2回目の実験である。
現在、自動車用に開発、実用化が進められているタイプの燃料電池は水素、酸素を直接反応させるものではなく、
より燃料補給が楽なアルコールや炭化水素の類からの水素を利用するものらしい。

今回、燃料にはエタノールを使うことにする。
仕組みは以下の図の通り、金属をまったく使わない不思議な電池である。




実際の装置はこんな感じ。
容器は2Lペットボトル、素焼きの鉢は底穴なし(30円)、電極は和歌山県中津村産の備長炭である。




まずは開放電圧を測定する。徐々にデジタルテスターの数値が上がってくる。
0.3V程度あるようだ。




ちょっとパワー不足なので電池実験に欠かせない薬品(過酸化水素)を陰極に1,2滴垂らすと、



電圧は一気に倍以上になった。

太陽電池モーターや電卓を繋ぐが起電力不足のため作動しなかった、残念だ。
アナログテスターの指針ぐらいは振らすことが出来るのだが。