ラムネをつくる   なんでも実験室へ戻る



さて、この実験室を作るきっかけとなったのは今回紹介する実験である。
ラムネという不思議な飲み物、これを化学反応ででっちあげるというあまりにも有名な 実験である。
20年ほど前、とある田舎の小学校教師がこれを科学クラブでやったところ大いにうけた。そのなかには当然僕もいた。




原料はクエン酸と炭酸水素ナトリウム。酸とアルカリの中和反応である。
このとき二酸化炭素が発生し、炭酸水となる段取り。
まずラムネ瓶に水を入れ、砂糖をとかしておく。砂糖は12gぐらい必要かな。
次にクエン酸と炭酸水素ナトリウムを1gづつはかりとる。




なぜ1gというきっちりした重さなのかわからない。モルとか規定とかはあまり深く考えなくていいのか?
前述の小学校教師は1gと指導した。

そのあとクエン酸をいれてとかす。
つぎがちょっとダイナミック、1gの炭酸水素ナトリウムを一気に入れ瓶をひっくり返す。



すぐに二酸化炭素の泡がでるのでしばらくほおっておいて圧力を上げる。
瓶を正立させ、中のビー玉が落ちてこなかったら成功である。
味はちょっと薬臭い。1gづつだとちょっと炭酸水素ナトリウムが多すぎるような感じ。
クエン酸1.2gぐらい入れたらいいかもしれない。

おしまい