少年倶楽部    くりこま博物館へ戻る


古い友人に何かおもしろいものはないかと尋ねたところ押入から段ボールを引き出してきた。
そこには「少年倶楽部」という本が30冊以上、嘘かホントか分からぬが現在の取引価格1冊3万円とのこと。
全部で100万円じゃないの!




昭和13年から15年にかけて発行されたのがストックされてある。
当時1冊50銭、比較的高価なものだったらしい。(森永キャラメルは5銭)
時代は支那事変(日中戦争)のころ、でもまだ物資不足ということはなく紙質は悪くない。
紙面最初はカラーページで、元寇襲来の神風とか日中戦争の兵隊さん、当時のヨーロッパ戦線の同盟国の進行ぶりが描かれている。



こちら電撃進攻中のドイツ軍(このころは調子よかったね) 1940年当時、こんなバカでかい戦車は存在しなかった。でも当時の少年たちは真に受けていたのだろう。
<追記>存在していました。ご指摘ありがとうございます。こちら



続いて通信教育?の案内など。少年航空兵にあこがれた方、無事8月15日を迎えられたかな。
たぶんミッドウエー海戦の時、空母加賀の船中で閉じこめられたまま深海へ沈んじゃったか、沖縄戦で特攻中にVT信管の対空砲火で打ち落とされちゃったりで大変だったろう。(いかん、趣味がでてきた)
ここに二眼レフの広告があるが、やたらとカメラとハーモニカの広告が多い。
女の子に自慢できる必須アイテムだったのかな。