カムチェーンの張り調節  CB750Fメンテへもどる    ホームページへ戻る


カムがシリンダ上方にあるエンジンはOHCとよばれ、1970年以降のバイクはほとんどこの機構を採っている。
最近のクルマもほとんどそうだが、違うのもある。有名どころではジープのチェロキーやあまり見なくなったKP61など。
このあたり実はあまり詳しくないのでぼろが出ないうちに本題に入ろう。

さてこのカムを動かす方法だが4輪では露出したゴム製ベルト(タイミングベルト)などがコスト、静寂性からよく使われる。
2輪の場合こんなものがあると足に巻き付くのでエンジン内部でチェーンによりクランク軸からエンジントップのカム駆動している。
最近の超高性能バイクではギアの組み合わせによりカムを動かしている場合もあるが。
カムチェーンを通す位置だが設計上はシリンダーの一番端が素直であるが空冷エンジンの放熱性およびエンジンデザインのシンメトリーを保つため通常は4気筒の場合ど真ん中(2番と3番シリンダーの間)にチェンがかかっている。

このカムチェーンは適切な張り具合を保つようにいろいろと工夫されている。
CB750Fの場合、2本のカムチェーンの張り調節は半自動で、ときどき手を加える必要がある。
アイドリング状態で写真矢印のボルトをゆるめ再びしめると一本目は調節される。




後ろのカムチェーンはシリンダ後方中央部下の矢印のボルトをゆるめ、しめるとよろしい。



一応やったけどあいかわらずジャラジャラうるさい。そろそろテンショナーかチェーンがへタってるかもしれない。
まあすぐにどうこうということはないのだが。