心強い体験談(投稿記事)

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  〜Nさんからのメール〜

自分は以前、ガソリンスタンドでユーザー車検の代行をやっていたのでその時の経験も含めてメールを送ります。

基本的に検査項目は普通車と変わりません。予約は軽自動車検査協会(一応、民営団体)に電話で一週間前からです。
ラインは埼玉の場合フルオートと旧式があるのですが、くたびれた車をフルオートに通すとまず通りません。理由は良く分かりませんがくたびれた車は旧式に通すのが賢明でしょう。
ラインのテスターの順番も普通車とまるっきり同じです。
あえて違うとしたら、下回り検査のとき車がリフトに乗り持ち上がることでしょう。持ち上がった状態でハンドルを左にめいいっぱい切ってくださいなんていわれました。慣れないとちょっと怖いです。

書類は普通車とは異なりますので軽自動車検査協会で購入できます。確か20〜30円。記録簿は旧式でも構わないです。
厳密には記録簿は書かなくても良いことになっているが現状では前の12ヶ月点検のを見せろと言われるので書いておいた方が賢明です。


ホームページを拝見して気になった点

1、一番落ちる点はライトの光軸とされていたが実際は下回りです。
確かにライトの光軸はちょっとたたいただけで狂いますから扱いは慎重に。

下回りで注意する点
油漏れ、にじみは全て拭き取るか洗う。油漏れはジャージャー漏れているようだと直さないとだめですが、少々のにじみなら問題なし。
但し、きれいに拭き取らないと漏れていると判断される。
ブーツ類の破れはすべて直しておく。ドライブシャフトブーツ、ステアリングラックブーツなどがよく破けます。
特にFF車)破けている場合は直すしかありません。手慣れていればすぐできます。ステアリングラックブーツを交換した後はトーインが狂いますので必ずサイドスリップを調整してください。まれに狂わないこともありますが・・・
マフラーは穴が開いていなければパテの山盛りでも構いません。

2、外観も以外と落ちる
レンズ類が割れているのは全て要交換です。少しのヒビならOKです。
ボディのへこみも多少なら大丈夫ですが、穴が開いている、へこみの為に機能的に問題がある場合はだめです。後、フェンダーのへこみによりタイヤが出ていると落とされます。

経験上のテクニック

1、ある年式のファミリアなど、後ろブレーキがドラムでサイドブレーキ、もしくはフットブレーキで落とされそうな時
サイドで落とされる時は、ばれないようにフットブレーキを踏む。外観検査が終わったらブレーキのヒューズを抜いて置くのが賢明です。
フットブレーキで落とされそうな場合
これはブレーキのバランスが崩れているからです。要調整なのです。調整しないと焼けてドラムが落ちます。
通すテクニックとしてはブレーキといっしょにサイドを引きます。ただし、後輪の場合。前輪の場合は調整するしかありません。なぜなら、サイドが前輪につながっているのはスバルの普通車のごく一部だけだからです。

2、スピードメーターは42〜43KMぐらいでボタンを押す。
これはメーターに誤差があるからです。メーカーの基準のタイヤで新品の場合は40キロジャストで出るようです。
最も誤差が認められているのでたいした問題ではありませんが・・・・・

3、分からなければ検査官に聞く
先の道路法改正によりユーザー車検を否定できなくなり車検場も対応の変化を求められて様です。まず、いやな顔はされません。むしろ、知っているつもり行動するほうがまずいでしょう。
以前、テスターの上を走り去っていった車がいました。結構なスピードが出ていたので検査官に注意されていました。

4、ホンダ車の場合ホイールキャップがナットで共締めになっているのがありますがこれはホイールキャップをはずす必要はありません。
しっかり、ナットを締めておいてください。

5、その他
トラックの場合(軽も含む)幌は外しておく。幌は荷物とみなされているので外しておいてください。

軽の場合だけ、鉄ホイールのセンターキャップを外しておく。センターロックを確認する為だそうです。普通車は外す必要はありません。

〜6月27日追加〜

へッドライトの光不足で落ちた場合

この原因はリフレクター(反射板)の汚れ、レンズの汚れが考えられます。レンズをばらして磨くのは不可能です。かといって交換では莫大な出費がかさみます。
以下に書く方法ができるのはシールドビームと呼ばれる電球とレンズが一体のものはできません。シールドビームの場合はアッセンブリー(一体)で交換するしか方法はないようです。

電球だけが交換できるタイプの場合

ハイワットのバルブに交換します。検査に通すぐらいの時間なら配線を交換しなくて大丈夫のようです。検査が終わったらバルブを必ず戻してください。そうしないとヒューズが切れます。
この方法でも落ちることがあります。リフレクターが完全に錆びたり、レンズが完全に汚れている場合です。
この場合は交換しかないようです。